ここでは皆様が実際に留学するアルゼンチン一部の名門プロクラブ、ロサリオ・セントラルについて紹介したいと思います。
Club Atlético Rosario Central (クラブ・アトレチコ・ロサリオ・セントラル)
主な出身選手・監督
2022年のカタールワールドカップ決勝で、優勝したアルゼンチン代表の一員として2点目を決めたディマリア選手を育てたクラブ。
また、選手時代にイングランド・プレミアリーグやアテネ五輪で得点王に輝き、クラブワールドカップで南米(ボカ・ジュニアーズ)・欧州(マンチェスターU)の両方の代表としてタイトルを獲得した史上初の選手となった、カルロス・テベスが監督デビューを果たしたクラブでもある(2022年)
他にも近年ではレデスマ、ロ・チェルソ、ひと昔前にはアボンダンシェリ、キリ・ゴンザレス、ワンチョペ、マリオ・ケンペス、などが所属していた。
スタジアム
ホームスタジアムはEstádio Dr. Lisandro de la Torre(エスタディオ ドクトール リサンドロ デ ラ トーレ)。
Gigante de Arroyitoの名前も使われる。
収容人数は41,465人で、ロサリオ市最大。
創立は1926年で、歴史ある街の象徴的なスタジアムとなっている。
練習場
皆様がメインで練習することになるトレーニング施設は下記の写真です。
ここにはサッカー場が8つあり、その中にはミニスタジアム、少年用サッカーグラウンド2つ、人工芝グラウンド2つなどがあります。
夏にはプールやビーチもあり、バーベキューエリア、レストラン、パーティールームも使用されます。
筋トレルームは下記の写真から床を改装して綺麗にしています。
住所はこちら。
Av. Andrés Vietti 451, S2152BMR Granadero Baigorria, Santa Fe, アルゼンチン
宿泊施設
皆様が主に宿泊する寮はこちらになります。
鉄格子や有刺鉄線、防犯カメラに24時間体制の寮監督もいて、強固な防犯対策も施されています。
歴史
1889年12月24日、鉄道会社のイギリス人労働者達によって設立された。
アルゼンチン一部リーグを4回、コパ・アルヘンティーナ(天皇杯相当)を1回、CONMEBOLカップ(UEFAカップ相当)を1回優勝したことがある。
同じ街のニューウェルス・オールドボーイズが最大のライバルであり、両者の対戦はクラシコ・ロサリーノの名称で非常に白熱したダービーマッチとなる。
1997年11月23日のダービーでは、4-0で勝っている後半途中にニューウェルスが試合放棄したため、Dia del abandono(逃亡者記念日)とされ、以来ロサリオ・セントラルのサポーターは毎年11月23日をお祝いしている。
熱狂的なサポーター
アルゼンチンではサポーターをincha(インチャ)と呼び、非常に熱狂的な人々が多い。
その中でもロサリオ・セントラルは、イギリスの雑誌UK FootBall が2008年に発表した世界スタジアム熱狂度ランキングにて、世界14位、アルゼンチン国内では1位を獲得した。
歴史的に有名なサポーターには、革命家のチェ・ゲバラがおり、その影響もあってクラブやサポーターの愛称にLos Guerreros(ロス・ゲレーロス、戦士)が使われることもある。
逸話として、世界的に名プレーヤーとなったマスチェラーノとラベッシはロサリオ・セントラルのサポーターであるが、少年時代に入団テストに落ちたため同クラブでのプレー経験はない。
一方で同じくサポーターだったディ・マリアはテストに合格し入団したものの、ウィングにコンバートされるまでのサイドバックをやっていた頃は、大成しない選手と監督に思われていた。
選手の成長とは分からないものである。
インチャ(サポーター)の熱狂度がわかる動画はこちら。